モンキー１２５(DAX125)　フロント５センチローダウン

フロントを浮かした状態でフォークトップの36ミリナットを緩めておきます。ここでは緩めるだけでOK。フォークを抜いた後から緩めるのは大変困難です。

フォークを抜くために　フェンダー・キャリパー・ホイール・などを外します。

トップナットをはずし画像のように少し下にずらします。これ以上下にずらすと　中のオイルがあふれるので注意です。トップナットは下側の17ミリナットで固定されているので緩めて外します。

オイル受けを用意してフォークをひっくり返してオイルを抜きます。フォークを伸び縮みすると早く抜けます。ある程度抜けたらさかさまにしてしばらく放置しておきます。

ここからは特殊工具が必要になります。インナーチューブを固定するための工具です。キタコさんから販売（8000円）しています。画像は自作の工具です。

インナーチューブを引き延ばすと穴が2か所開いています。ここに特殊工具をはめてバイㇲで固定します。

インナーチューブやアウターチューブに傷を入れないようバイㇲでしっかり固定します。

インナーチューブ下側のボトムブーツ（黒い部分）はネジロックで固定されているので熱してネジロックを柔らかくし外します。バーナーでボトムブーツ全体を30秒くらい温めると外れます。ここでの注意ですがあまり炙り過ぎると中のOリングが使い物にならなくなるので炙るのは30秒以内にしてください。

12ミリシャフト（外したアクスルシャフトでもOK)をアクスル穴に差し込んで（赤いつなぎの私側から見て時計回り）回して外します。ボトムブーツは逆ネジです。普通のネジを締めこむ方向で回すと緩みます。

インナーチューブー下に14ミリ６角穴のナットがあるので緩めます。外れる瞬間、中のスプリングの伸びる力で、14ミリナットがとびだすので注意です。またナットにはOリングがついているのでなくさないように！

ナットが外れたらインナーチューブを上側に引き抜きます。ゆっくり作業をすればオイルシールを痛めることもありません。通常オイルシールからのオイル漏れやフォークのOH　オイルシール交換は　ここまでの作業をしなければいけません。

キャッツオリジナルの5センチローダウンカラーです。素材はジュラルミン。今のところキャッツでしか手に入りません（笑）

ダンパーにカラーをセットします。

フォークスプリングを3.5センチカットします。左右必ず同じ長さにしてください。3.5センチは何度もチャレンジ・試行錯誤しての結果一番良い長さです。JB０３（５速）モデル不等ピッチスプリングは太巻き側をカットしてください。

あとはばらした時の逆手順で組み込んでいきます。

組み込みの際　ここの14ミリ６角穴ナットは力任せに押し込み回してはめてください。くれぐれもOリングをなくさないように、、

こびりついたねじロック剤残りかすを取り除き　しっかり脱脂してネジロックを塗ります。このくらいで充分です。ネジロックは中強タイプです。

ボトムブーツを取り付けます。

フォークオイルを入れます。粘度は１５番(硬いのが嫌な方は10番）　量は２３０ｃｃです。必ず２３０ｃｃを守ってください！

オイルはゆっくり５回に分けて入れます。すぐにあふれるので注意が必要です。完全に２３０ｃｃ入れ終わったらインナーチューブを上下に動かしてエアーを抜きます。上下していると急に減衰が掛かりますのでエアーが抜けたことがわかります。

トップネジを１７ミリナットで固定して下さい。１７ミリナットの位置は左右合わせてください。

トップのネジを締めこんで完成です。見事に５センチダウンしています。ダンパー減衰力もフォークオイル15番のおかげでノーマルよりしっかり効いてます。

↑ノーマル　　　　　　　　　　↓5センチローダウン

リヤサスを２８０ミリに交換　見事に５センチダウンしました。

またがるとフォークが１センチ弱沈みます。路面の凸凹もきれいに拾います。乗り心地はちょっと硬めですがダンパーもよく効いていてノーマルのふにゃふにゃ感はゼロ！。フルブレーキしても底ずきはしません。

だけどナンバー取り付けプレート作り直しだな！また仕事がひとつ増えた、、、あっ！スタンドも、、、

フロントフォーク２本５センチローダウン作業時間2時間　工賃（キャッツオリジナルカラー・フォークオイル込み）２００００円　（税別）

フォークをはずして送っていただければ作業いたします。

ご自分でチャレンジしたい方はキャッツオリジナル5センチダウンカラー2個の販売もOK。

加工のためご来店の方　予約日とお時間を入れていただければ約2時間待ちで加工いたします。

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車輌持ち込みの場合は工賃２４０００円（税別ダンパーカラー込み）です。ノーマルサイドスタンドのダウン加工は３０００円（税別）です。